ダッシュ村のような田舎暮らしを夢見てます。>田舎暮らし ダッシュ村
山芋の蔓
ふきのとう
紫蘇。全部無農薬栽培です。
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高知県南国市の市立後免野田(ごめんのだ)小学校で、校内放送が流れると、大きな歓声が1年生の教室から上がった。
「この前、ダイコンの作り方を習った人だ!」 近所の野菜農家、中沢琴代さん(56)は昨年12月、1年生の生活科の授業でダイコンの栽培法を教えた。10分ほどの説明で終わるはずが、子供たちは害虫駆除や水やり法について質問攻めにした。 それだけに子供たちの食も進む。農作業を体験することで「食」を学ぶ同小の「食農教育」。担当の野呂亮子教諭(47)は「きょうは特に食べ残しが少ない」と、満足そうにうなずいた。
南国市は、温暖な気候を生かした米の二期作が有名だ。だが、例に漏れず農業を取り巻く環境は厳しい。同小のある地域も農家が多いものの、後継者は少ない。同小の児童数も150人足らずだ。 こうした状態を変えようと、まず動き出したのが同市教育委員会。市内の全小学校の給食に出す主食を毎日、南国市産米を炊いたご飯にするなど、「地産地消」を実践する。2003年度から始まった同小の食農教育も自然な流れだった。 初年度は、学校から15分ほどの場所に約20アールの畑を地元の農家から借り受け、学年ごとに野菜栽培に挑戦した。しかし結果は散々で、ニンジンは収穫時期になっても大きくならず、スイカは熟し方が足りない。野菜産地は、安い輸入品の攻勢を受け続けている。しかし、きちんと戦略を持てれば、反転のチャンスはまだまだある。それには、自らの産地の特徴をよくつかむことが大事だ。 |