イチゴの作り方

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湯沢市秋ノ宮で、夏イチゴの出荷が最盛期となった。雄勝町いちご生産集出荷組合には、農家が連日３０００箱（１箱は１・２キロ入り）以上を搬入。検査、こん包後、職員らの手で室温２度の大冷蔵庫に積み上げられていく。 　一晩冷やされ、翌朝には陸送と空輸のリレーで東京、横浜、大阪、名古屋などの市場へ運ばれる。昨年は相次ぐ台風被害で前年比３割減の出荷量１２０トン、売上高１億２０００万円にとどまったが、今季は平年並みが見込めるという。 　イチゴは桜前線に乗って北上する春果実だが、夏イチゴはケーキなどの加工用が主力。同地区では出荷時期がずれる寒冷地の特性を生かし、約１２０戸が４０ヘクタールに作付け。露地栽培としては国内有数の産地を形成した。ＥＵ（欧州連合）の執行委員会は、中国とモロッコから輸入される冷凍イチゴに対する輸入制限を行う必要があるかどうかを見極める調査を開始した。７日付けで香港・経済通が伝えた。 これはポーランドからの申し立てによるもので、ポーランドでは冷凍イチゴの輸入が急激に増加していて国内産業が苦境に陥っているという。今回の調査の結果次第では、中国とモロッコからの冷凍イチゴの輸入に対してセーフガード（緊急輸入制限措置）が発動される可能性もある。ＥＵは６月３０日に、中国とインドから輸入される作業用靴についてアンチダンピング調査を開始することを発表しており、冷凍イチゴが中国とＥＵ間の貿易摩擦の新たな火種に発展することも考えられる。