出雲空港

出雲空港（斐川町）では、雨の影響で大阪や福岡を結ぶ計４便が欠航した。松江市と出雲市を走る一畑電鉄は、一部区間で冠水、雷による踏切障害があり、始発から午後１時すぎまで運行を見合わせ、３１本が運休した。空の便は、出雲空港発着の隠岐便１往復２便が欠航した。同病院は主に隠岐からヘリコプターで運ばれて来る急患を年間約３０人受け入れており、松江市内の陸上競技場や警察学校、さらに出雲空港などにも着陸している。島根県は本年度、県営出雲空港（斐川町沖洲）の拡充整備に着手する。エプロンを拡張して予備の駐機スポットを設けるほか、滑走路とエプロンを結ぶ取り付け誘導路を一本増設し、フライトの定時性を確保する。同空港は、毎年七十万人を超す利用のある国内屈指の地方空港。好調な利用の一方で、時間帯によっては四つある駐機スポットが混雑し、不測の事態に対応できない懸念があった。誘導路が一つしかないため、出発便がスポット内で着陸機の通過を待たねばならない状況が多く、定期便が六分以上遅れる回数は年六百回にも上り、定時性の確保が求められていた。