以下が千趣会ベルメゾンネットで取り扱いをしている商品カテゴリーです。
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セブンはペットボトルのコーラ、お茶など売れ筋の7品目を値下げし、飲料メーカーに納入価格の引き下げを要請したことで、他メーカーの商品ばかりでなく、ライバル店にも値下げ圧力をかけた。
飲料メーカーにとって、販売数量の2〜3割を希望価格で売ってくれるコンビニは上得意だ。このため、メーカー側には「本格的な値下げ戦略へののろし」との強い警戒感が広がった。セブンはこれに配慮し、今月初め「値下げは他商品に拡大しない」とひとまず鎮静化を図ったが、流通業界では新たな競争時代への幕開けと受け取られている。 今回の値下げについてセブンは「同じ傘下の店なのに、スーパーとコンビニで販売価格が異なるのはおかしい。市場価格も下がっている。価格の正常化だ」(鈴木敏文会長)との考えだ。先ごろ、新設の持ち株会社の傘下にイトーヨーカ堂とともに入り、購買力を一段と強化した。コンビニには自社ブランド以外に定価売りの商品が多く、値段が高いというイメージを払しょくしたいとの思惑もある。 最大の要因は、ディスカウントストアや100円ショップなど新業態を含む競争激化だ。90年代前半までのコンビニは、地域の小売店やスーパーと競合しつつ、店舗数の拡大とともに売上高は高い伸びを続けた。だが既存店の売上高は、ここ数年、前年比減を記録し、価格に敏感な客の取り合い状態にもなっている。 今年8月期中間決算は大手3社で過去最高の純利益を上げたが、店舗数は飽和に近く、今後は競争力のある店舗展開が課題だ。それだけに今回の戦略は、価格競争についてこられない競合店を締め出す狙いとも受け止められた。 ただ、コンビニ業界でも対応は一様ではない。値下げに追随する動きもあったが、ローソンなどは様子見の構え。同社は「価格だけが戦略だとは思わない。コンビニの主戦場は品質やサービスだ」と戦略の違いを強調する。 |