48歳のベテラン渡辺司(セガサミーホールディングス)が、1イーグル、4バーディー、1ボギーの67を出し、通算8アンダーで首位タイに浮上した。前日首位の飯島博明は通算4アンダー11位タイへ後退。尾崎将司は1打及ばず予選落ち、川岸良兼、伊沢利光も決勝ラウンドに進めなかった。
大ベテランが意地の首位奪取だ。渡辺は前半インで4バーディーを奪うと、後半は6番で37ヤードの第3打をチップインイーグル。いぶし銀の技でギャラリーを沸かせた。 自ら「選手としての賞味期限」と言う。昨年はランク82位で19年間維持した賞金シードを手放し「もうゴルフは仕事として成立しない」と一度は事実上の引退を宣言した。だが、今季新規大会を開催する所属のセガサミー・里見治会長に「ホストプロが試合に出なくてどうする」と引き留められ、1年間の現役続行を決意した。 今季は8試合に出場して予選落ちが4回と低迷は続いていたが、1月に近眼と乱視の手術を受けて文字通り視界が広がったことと、パッティングを根本的に改良したことが今週やっと実を結んだ。 「少しだけまだやれそうな気持ちがわいてきた。今年賞金シードが取れれば、来年は喜んで試合に出ます。明日からはせこいゴルフをしてでも周囲の期待に応えたい」。自ちょう気味の笑いの中に熱い闘志をのぞかせた。 |
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