統合失調症:接し方
>統合失調症
今、2009年3月5日ですが6年ぶりくらいに、こちらの記事を加筆修正します。
コラム ←暇な人は読んで見て下さい。
治療薬は日々、開発と研究により格段に進歩してます。昔は、不治の病と言われたり、電気的刺激療法などが試されたりしました。病気の特殊性により何度も入退院を繰り返したりして家族に平穏な日常が訪れるのはいつの日かと嘆く毎日だったりします。家族が病気になったら大変だから、どうすればいいのか私がアドバイスしたいと思って、接し方のページを作りました。 家族の方やお医者さんも、優れた治療薬で、安易に治療をしようとします。治療は大切なんですが、根本的な面も治療しないと、良くなりません・・・。根本的な面というのは、この病気はストレスに大変弱い面があり、当事者と、その家族の関係をどうするのか関係者を悩ませる事があります。つまり接し方が重要になってきます。少し大声で話しただけで、俗に言う「キレたり」、凶暴になることもあります。また、一日一日、精神状態が鬱の時と躁の時を繰り返すこともあります。当時者の表情一つ一つで一喜一憂しても仕方ないです。心を広く持って笑顔で接したらいいのです。でも家族は苦しんでいるんですよね。自分たちだけが苦労しているんではないかと思ったりします。しかし事実は多くの人が悪戦苦闘しながらやっているんです。人に頼っていいのです。家族だけで解決しようとすると最後には限界が来ます。選択肢はたくさんあります。グループホームだったり、病院への入院だったり状況に応じて人に頼ることが重要です。 治療薬について、あまりにも詳しく効能を書いたりするのは良くないと思い、あえて、このHPには掲載していません。薬は個人差で効いたり効かなかったりします。薬だけで、どうこう言っても仕方ないのではと思うのです。 何度も言いますが接し方というのは、当事者と関わるお医者さん、看護師さん、家族の方、全ての人が考えることだと、思います。地域の人も同じように問題を共有できる社会が一番いいのですが。 この病気は、自分で問題を抱え込んでしまう傾向があるように思います。家族も同様ですね。悩みがあれば、それを自ら言うまで待つということも必要です。また何もかも過保護に当事者の言うとおりに買い与えたりするのも良くないでしょう。 当事者がどのような事がストレスなのか把握することも必要です。ストレスはなるべく与えないようにすれば、少なくとも急に怒りが爆発したりすることはなくなるのです。家族も、この病気に向き合っている姿勢を見せることもしなければいけない。 毎日のストレスの積み重ねで悪化することを頭に入れて、会話をしたり配慮も必要です。子供の頃から、過干渉で育てられた人は、ある日突然、病気になることもあるらしいです。ある程度は、家族も子供には自由に育てて、子供同士を比較したり、そういうのは良くないですね。 大人になっても、子供の時と同じように接するのではなく、ある程度は自分たちでやらせてみるのもいいでしょう。 |
統合失調症治療薬の体系図